大阪無線株式会社 日本橋のアマチュア無線

AOR AR6000

【製品詳細】

AR6000は 3GHz~6GHz において多様化する受信機へのニーズに応えるべく、AR -ALPHA、 AR2300、 AR5001D に代表される最新の広帯域技術、 デジタル信 号処理を惜しみなく投入した 9kHz ~ 6000MHz を連続でカバーする世界初の超 広帯域受信機です。 

AR6000は信号解析、信号強度計測用のメジャリング・レシーバー(計測用受信 機)に匹敵する優れた高周波特性を全周波数にわたり提供します。 広域電波監視 業務、混信妨害調査、電界強度測定、通信頻度調査、電波発射状況調査、電 波伝搬調査、エリアチェックや空間監視(違法電波、盗聴、盗撮対策)等の業務 用として、またシステム組込用の受信機ユニットとしてご使用いただけます。

■AR5001Dの限界を超えた、業界初の超広帯域受信機です。

■ダイナミックレンジ、感度抑圧特性、スプリアスレスポンス特性、周波数安定度を向上

■アンテナ入力に相関した信号強度表示、およびIF出力(45.05MHz)を提供

■3.15~6GHzではダウンコンバート方式を採用、NF特性に優れた回路素子を使用しています

■デジタルIQ出力
オプションのIQ5001を装着することにより、外部へUSB2.0にてアイソクロナス転送します。アナログ方式のIF出力に相当する帯域内のレベル差が殆どない帯域幅1MHzのベースバンド信号が得られます。IQ5001にはMicrotelecom社で開発された専用のソフトウェアが付属します。

【製品特徴】

デジタルI/Q出力 : アナログ IF をA/D変換でデジタル信号にした後、直交復調し ゼロIF信号となります。 この信号は2つの信号成分を持ちI/Q信号もしくは、解析信 号と呼ばれています。 一般的にI/Q信号は複素平面上で表現され、同じ角周波数 でも、右回りと左回りが表現され、 様々なデジタル信号処理を可能とするものです。  AR6000はオプションのI/Q出力基板を搭載する事で、従来のアナログIF出力に加え PCでの処理を可能としたデジタルI/Q出力としてUSB2.0にて出力されます。

最大240時間の録音機能  :  AR6000の前面パネルへSDカードを差し込む事で 復調音の録音が可能です。 1GBあたり約8時間の録音ができます。 最大32GBの SDHCまで使用することができますので、32GB使用時には約240時間の録音が可能 となります。 録音はPC準拠のWAV形式を採用していますので、PCでの再生と編集が 可能です。 スケルチとの連動機能を使用すればさらに録音期間の延長が可能です。

多彩な機能 : 超広帯域フルカバーの性能を最大限に発揮するため、AR6000には 高速スキャン、サーチ機能、 デュアルバンド受信、オフセット2波同時受信をはじめとする 各種機能が装備されています。  液晶表示部は高速FFT方式のバンド・スコープへ切 り替え可能で、400kHz~10MHzのバンド幅で受信帯域内の様子を瞬時に見ること ができます。 CTCSS, DCS, DTMFなどの各種トーン回路、 AFC、音声反転、ノイ ズ・ブランカ、 ノイズ・リデューサー, アナログビデオ出力など各種補助機能も装備します。

PC制御ソフトウェア : AR6000にはWindows PC上で動作する専用の制御ソフ トが付属します。 スペクトラム、スペクトログラム(ウォーターフォール)の各表示、メモ リーマネージメント、アクティビティーロギング、チャンネルヒットカウント、自動メモリーなど と従来の受信機では実現できなかった多彩な機能を備えています。 制御はUSB ポートを通じて行われ、1台のPCで複数台のAR6000を同時に制御することが可能 です。(注1) 
 
 I/Qソフトウェア : AR6000にはこのクラスの受信機としては世界初のデジタルI/Q 出力を別売のI/Qボードより外部へUSB2.0にてアイソクロナス転送します。アナログ 方式のIF出力に相当する帯域内のレベル差がほとんど無い帯域幅1MHz(± 500kHz)のべースバンド信号が得られます。  
 I/Qはそれぞれ30ビット、2の補数の固定小数点データとして1.125Mサンプル/秒 と高速で出力されます。 別売のI/QボードにはMICROTELECOM社で開発された 専用のソフトウェアが付属します。 この専用ソフトウェアにより受信機の制御を、ある いは受信周波数±450kHzの帯域信号としてPCのハードディスクへ記録ができ、ま た記録したファイルはこのソフトを使い再生と記録帯域内での受信操作ができます。 

(注1) 接続可能な受信機の台数は使用されるPCのスペック、空きUSBポートの数で異なります。 接続される受信機の台数分 のソフトウェアをインストールする必要が有ります。 概ね2-3台の接続が実用範囲です。

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